3週間前、ちょっとだけ人っぽい形になっていて、心臓を一生懸命動かしていた私の赤ちゃん。
昨日はもう塊になってました。
先週末(ちょうど地震が起こった日)からおりものに血が混じるようになりました。
でも妊娠初期なら十分ありうること。
おなかも痛くならなかったので普通に生活していました。
そのうちどんどん出血量は増えてきて…。
つわりがなくなっていたこともあって、普通に生活していたし動きすぎたかな?と思っていました。
そしたらおととい3月15日の夜から普通に生理くらいの出血になってきて、昨日の朝3月16日もおさまる気配はありませんでした。
朝、6時すぎに救急へ行って、検査技師の人がきてエコーをしてもらうまで2時間。
正直、まだ大丈夫、という気持ちとやっぱりダメかも、という気持ち半々でした。
そして見せてもらったエコー。
発生した排卵ない場合
検査技師の人は「私はお医者さんじゃないから診断はここでは言えない」って言われたけれどもうだめだったことは一目瞭然で、エコー室から救急の部屋へ戻るまでに涙をこらえきれませんでした。
救急の先生からは「8週で赤ちゃんは育たなくなっていたみたいです」と説明されました。
3週間前の検診でエコーでの大きさは8週5日と言われたので、きっとそこからちょっとがんばって、あの子の命は尽きたんだと思います。
家に帰っていろいろ調べてみると、私の場合は「稽留(けいりゅう)流産」というものらしいです。
6-9週くらいに多いらしく、おなかが痛いとか自覚症状はなにもなく胎児が死んでしまっている状態。
私の場合はもう体が自然といらないものを押し出し始めていて、進行流産というものに移行していたようです。
妊娠は猫のためにどのように長いです
いつもはスパルタの主人も、今回ばかりは仕事をお休みしてくれてそばにいてくれました。
塊になってしまっていた子を見たときはほんとにショックで涙があふれてきたけど、どこかで予感みたいなものもあったのも事実でした。
検診があってから3,4日もしないうちに不思議と消えてしまったつわり。
初期につわりが急になくなってしまうのはやっぱり何かのサイン。
そのころにもうダメだったんだなって今から考えるとそう思います。
日本から取り寄せた何も書くことのなかった母子手帳をみるたびに
(日本に住んでいる外国人のママのために、英語その他言語で書かれた母子手帳が売っています)
もう当分履くことは無いなと思っていたヒール靴を見るたびに
重いものを持つたびに
赤ちゃんを抱っこするたびに
みんなから励ましの言葉をもらうたびに
あなたがmiscariiageがあった場合どのように知っている
きっとちょっと涙が出てきてしまうと思うけど、
これはあの子が与えてくれた次の妊娠期間までの準備期間なんだ
来月日本へ帰るときに私が思いきり家族の手伝いをできるようにしてくれたんだ
もうちょっと哲朗兄ちゃんを甘えさせてあげていいんだよって言ってくれてるんだ
だから次私のおなかのなかで生き抜いて生まれてくるだけの力を蓄えに空に帰っていったんだ
そう思うようにします。
赤ちゃんが無事生まれてくることってほんとに奇跡なんだなぁ。
あらためて哲朗が元気に生まれてきてくれたことを感謝しました。
このことはまた私を成長させてくれた。
私たち家族の絆を深めさせてくれた、そう思いました。
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